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关于此作
あなたと もう一度ひとつになるために 生まれてきました。 それは、僕─―泉戸裕理の決意と奮闘が方々の誤解をとき、奇怪で愉快な日々が幕を上げた直後。 遅咲きの桜が春の名残を惜しんでいた頃のことだ。 「裕理さ─――んっ!!!! 当たりました─――!!!! あぁたぁりぃまぁしぃたぁ─――っ!!!! 特等です、無欲の勝利です─―─――っ!!!!」 葦原町の商店街が催していた福引で、ましろが引き当てたんだ。二十万円相当、二泊三日の高級温泉旅館宿泊券! 普通なら、印象深い事件として記憶に留まってたんだろうな。でも、僕の身の上にはこの後、とんでもない非日常的な大事件が次から次に起こり続けることになる。 たとえば、ましろからの告白─―というか、求婚があった。彼女を本当の妻にするか、信頼できる友人でいるか、究極の選択。 僕にとって実の妹同然のゆみなちゃんが抱き続けた想いと、台風クラスの神通力を駆使する鳳凰が引き起こした大騒動も。 そして、幼馴染のアメリとの間に延々とくすぶり続けた辛い過去が、綺久羅美守毘売と因縁深い最強の太転依、応龍との決戦を呼んだ。 抗うことのできない宿命を背負った美冬さんの葛藤も知った。正体不明、神出鬼没の鵺を退治するのに右往左往しながら、ね。 その中で僕は、ずっと迷ってきた「将来進むべき道」を確かなものにした。 そして、手を取り合って長い人生を歩いていく大切な「伴侶」も得た。それは、後になって振り返れば、間違いなく人生の激変期と呼べる日々。 ぶっちゃけ、特等の温泉旅行券なんか忘却の彼方に流されてしまうちっちゃい話だった訳で─――。 そうして時は過ぎ、夏。僕が創聖学院の生徒として迎える、最後の夏期休暇になった。 僕はある意味、春以上に多忙で充実した毎日を送ってたんだけど、そのせいで心身の疲労が溜まっちゃうのはどーしようもない。 それは僕を支えてくれる「伴侶」にとっても同じことだった。 ぼちぼちまとまった休みが欲しいなーとか、この夏休みがチャンスのはずなんだけどなーとか、半分くらい無自覚に考えてたんだけど。 ふと、思い出したんだ。すっかり忘れていた温泉旅行券の存在を。 これは「その後」の夏から始まる物語。あるいは「あの頃、どこかで」起きていたはずの小さな事件。 恋する二人の“確かで揺るがない魂の絆”が織り出す、ラブラブな日々。
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